6月15日(日)法然院森づくり視察ツアー
活動報告
2025年6月16日
たまには滋賀の奥地から抜け出して京都市内に飛び出そう!
9名のメンバーで、梅雨の法然院に繰り出しました。
2003年、法然院森のセンターで市民一体型の森づくりを始められてから約22年、その間、獣害柵の管理、植栽地の手入れなどを地道に継続されてきました。
これまで幾多の成功も失敗も乗り越えつつ、現在進行形で検証を続け、50年後を見据えた体制を作り、100年後の森をイメージして設計する。
ああ、なんて気の遠い話でしょう…森の時間軸で見たらヒトの寿命はあまりに短いです。
市民活動としての森づくりの可能性と強み、弱み。その目的と手法。それぞれ背景が違う中、タネプロは何を目指していくのか、ぐるぐる考えさせられました。
法然院の「観察の森」は、常緑広葉樹主体で、初めて見るリンボク(というバラ科の木)にときめき、朽木では見られないタマミズキやツブラジイの大木、ナナミノキ、カクレミノの自生が新鮮。常緑樹の分厚くしっかりした葉っぱが光を遮るとこんなに林内が暗いんだな〜と率直にびっくりでした。
そんな中、倒木があって光の入る場所に我先にと競争する植物たち。
多様な光環境を残しながら、林内あちこちに防鹿柵を設置して植樹し、丁寧な森づくりを実践されているのが印象的でした。

